2011年 04月 11日
ザ・ライト——霊的世界の存在を考えさせられる |
ザ・ライト―エクソシストの真実
THE RITE
2011年
アメリカ
監督: ミカエル・ハフストローム
製作: ボー・フリン / トリップ・ヴィンソン
脚本: マイケル・ペトローニ
出演:アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー
(2011/4/9みなとみらいワーナー・マイカル・シネマズみなとみらい)
本だけじゃなくて観た映画もメモっておくことにしました。記念すべき1本目は、ちょっと怖い「ザ・ライト」。原題の「rite」とは「宗教上の儀式」とか「典礼」の意。
神を信じられない神学生マイケル(コリン・オドナヒュー)は、バチカンの一流エクソシスト(悪魔祓い)、ルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)の悪魔ばらいを手伝うことになるが、悪霊の憑依というようなものはすべて病んだ精神のなせるわざで、必要なのは神父の祈りではなく医師のカウンセリングだと主張する。しかし、自分の生育史にかかわることも含め、数々の恐るべき出来事を目の当たりにして、悪魔など信じないという確信がゆらいでいく。動揺が極限に達したころ、悪魔が乗り移ったルーカス神父に首を絞められて殺されそうになる。悪魔から、悪魔の存在を信じろと迫られ、遠のきかける意識の底で、ついに信仰の叫びを上げる。「……(悪魔を)信じる……ゆえに神を信じる。キリストの名において、おまえに命じる、立ち去れ」と。
映画の日本でのタイトルには「エクソシスト」の言葉も含まれています。内容を明示するとともに、むかし一世を風靡した「エクソシスト」(オカルト・ホラー映画)にあやかろうということかと思いますが、映画のなかには、ルーカス神父がマイケルに「首が360度回ることもないし、緑色のゲロも吐かないぞ」と、ホラー映画としての「エクソシスト」とは一線を画すことを表明しているシーンがあります。ストーリーは単純ですが、霊的な世界の存在について考えさせられる映画でした。
ルーカス神父もマイケルも実在の人物で、マイケルはアメリカでエクソシストとして活動中です。
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by booktrain
| 2011-04-11 22:57
| ◎映画